医療法人社団 孝和会
能見台パートリア
( 介護老人保健施設 )
職員満足度が高い職場は、仕事のパフォーマンスが上がり、ご利用者へのサービスの質が向上すると聞きます。老健「能見台パートリア」では、「働きやすさ」と「働きがい」の両方を重視し、独自のキャリアパスによる人事考課でスタッフのモチベーションアップを実現しているとのこと。近年では業務のICT化(情報通信技術の活用)を進め、業務効率や安全管理の向上を実現しているらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 神奈川県横浜市金沢区/能見台駅
- 定 員
- 入所150床 通所リハビリテーション50名
玄関
「能見台パートリア」へのアクセスは、京急本線「能見台駅」から徒歩8分。急行電車に乗れば、「横浜駅」まで20分ほどで到着することから、施設周辺はベッドタウンとして人気を集めるエリアで、スーパーやコンビニなどの商業施設が充実しています。玄関で迎えてくれたのは、仕事と子育てを両立している総務スタッフさん。「ようこそ!今日は職場の魅力をたっぷりとご紹介しますね」。
スタッフステーション
看護介護部長に、業務のICT化(情報通信技術の活用)について教えていただきました。「睡眠状態を記録できるセンサーベッドを100台以上導入し、就寝時に身体のどこに圧がかかっているかが映像で確認できる最新のエアマットも取り入れました。ほかにも、介護記録の電子化や、業務用コミュニケーションツール『LINE WORKS』の導入、車いす用の自動エアマットの購入など、サービス向上と業務負担軽減を実現しています」。
事務室
お次は事務室で、支援相談員さんにお話を伺いました。支援相談員ってどんな仕事をしているんですか?「入所を希望されるご本人・ご家族をお迎えしての面談や施設見学の案内、入退所のベッドコントロールが主な業務です。地域の病院とのネットワークづくりにも取り組んでいて、病院を退院後の生活の場に当施設を選んでいただけるように、当施設の魅力をお伝えしています」と、支援相談員さん。
入所フロア
キャリア段位制度のアセッサー資格を持つ介護主任さんに新人指導について伺いました。「介護部門ではキャリアパスやOJT評価によって人事考課を行い、目標達成度が給与に反映される仕組みを整え、モチベーションアップにつなげています」と、介護主任。「各フロアに実習指導者を配置し、指導能力の高い先輩が丁寧なOJTを実施しています。各人の成長具合に合わせた指導を行い、新人さんが安心して働ける環境を整えているんです」。
スタッフステーション
ケアマネ兼介護スタッフさんを紹介していただきました。「当施設では、すべての入所フロアにケアマネ兼介護職を配置し、直接ケアに入る中で生活の困りごとやニーズを察知して、生活の課題や希望に寄り添ったケアプランの作成に努めています」と、ケアマネ兼介護スタッフさん。「施設全体でキャリアアップを応援してくれるので、当施設のケアマネのほとんどが介護職として働きながらケアマネの資格を取得したんですよ」。
施設行事の写真
お次は、施設行事の写真を見せていただきました。「施設で過ごす毎日が少しでも楽しくなるように、利用者様の笑顔を引き出す行事やレクリエーションを充実させています。例えば、お茶を楽しみながら音楽を楽しむ『音楽喫茶』、合唱や楽器をみんなで楽しむ『音楽クラブ』、希望者でさまざまな楽器演奏にトライする『楽器クラブ』などを開催し、利用者様からとても好評です」。
入所フロア
こちらではみなさん情報伝達にインカムを使われているんですね。「はい。さらに上位の、周囲の音を把握しながら離れたスタッフとコミュニケーションが取れる、耳を塞がない骨伝導インカムの導入も進めています」と、介護スタッフさん。「また、体位変換や姿勢保持などに使用するポジショニングピロー(体位交換用まくら)の購入をリクエストし、100個導入してもらったんですよ」。現場の声を取り入れてくれる職場なんですね。
機能訓練室
お次は、5階の機能訓練室へ。「リハビリテーション科には、PT・OT・ST合わせて18名が在籍し(2024年10月)、専門性を活かして利用者様に合わせたリハビリを提供しています。お隣には通所リハビリのフロアもあり、そちらに行くと退所後の利用者様に再会できることもあるんですよ」と、スタッフさん。退所後のサポート体制も充実させて、老健として最高ランクの「在宅復帰超強化型」の加算を算定しているそうです。
機能訓練室
つづいて、子育て中の皆さんにお会いしました。「子育てサポートが充実しているため、スタッフの多くが育児経験者で、子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務を選択する方も多いです。産休・育休取得率も高く、男性介護スタッフが1年間の育休を取得した実績もあるんですよ」と、皆さん。スムーズな職場復帰のために、産休・育休中もこまめに連絡を取り合っているのだとか。
職員食堂
お次は、職員食堂へ。清潔感があってきれいな空間ですね。「こちらでは、一食300円で栄養バランスの整った日替わりランチを食べられるため、毎日多くのスタッフで賑わっています。給茶機でお茶・コーヒー・レモンウォーターなどを飲むことができますし、テレビも備わっているので、ゆっくりランチを楽しむことができる環境です」と、総務課スタッフさん。
ハローだんだん
会議室では、就業時間のあとにスタッフイベントが開催されていました。皆さんおいしそうなゴハンを楽しんでいますね!「スタッフ同士の親睦を深めるために、就業後に皆で集まって軽食を楽しむ『ハローだんだん』というイベントを定期的に開催していて、今回は焼きそば・サムギョプサル・豚汁を作って食べて楽しんでいます。お菓子などもあり、とても盛り上がるんですよ」。素敵な取り組みですね!今日はありがとうございました。
帰り道
――職員満足度の向上を目指す老健、いかがでしたか?
- 老健として最高ランクの「在宅復帰超強化型」の加算を算定している施設だけあって、スタッフの皆さんの意識が高く、職種を越えたチームワークも抜群です。さまざまな加算要件を満たして「介護職員処遇改善加算(I)」も算定されたそうで、キャリアパスや人事考課制度も整っていました。また、年間休日を120日設け、有休取得も促進するなど、ワークライフバランスも大切にしています。
――業務のICT化についてはどうでしたか?
- とても進んでいます。施設長・事務長・看護介護部長などの経営層がとても柔軟な方達で、時代に合わせた働き方改革に取り組んでいるとのこと。多様なICTツールを導入していますが、50代・60代のスタッフさんたちも使いこなせるようになっているそうで、業務効率や安全管理の向上を実現していました。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 現在も働き方改革が進んでいるため、変化を楽しめる方でないと合わない職場かもしれません。利用者様やスタッフにメリットをもたらすことなら、新しい取り組みを積極的に導入している印象を受けました。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 職員食堂には、お菓子・カップラーメン・菓子パンなどを手軽に買える『ボスマート』が設置されています。
時代に合わせた進化を続ける介護施設で働きたい方
働きながら資格取得を目指したい方